「木型なんです」其の2 (3部作) A.I
木型はどうやって作っているのでしょうか?
木型は、機械で作る事も出来ますが、我社では、
人の手による”ハンドメイド”でつくっています。
人の手で作る事のメリットは、微妙なサイズの調整が可能になる事です。
実際に箱組みしてみたら組みにくかったなど、
数字に出づらい部分を手による微調整で解消していきます。
この木型作成の作業は、我社の”これも宝である”S”さんが従事しています。
今や九州内でも2~3名程しか居なくなったという「木型職人」の方です。
ただ、図面の寸法通りに作るのではなく、箱になった形状を想像しながら
逆算に検討もしていきます。
木工の技術も勿論、箱の知識も必要となる仕事なのです。
作成困難だと思われていた形状も、彼の手にかかれば、”Sマジック”で
解決していく仕事も多々あります。
彼の頭の中には、木型データが過去分も含めて豊富に保存されており、
担当者が不明な点も彼のおかげて解決していきます。
P.S.
木型職人になってみようと思った方や、ものづくりに
興味のある方は、我社へ一度連絡を下さい。
木型職人の門はあなたに開かれています。
さて次回は、この木型が実際に活躍している場面である
「トムソン」作業です。
A.I